2009

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ナイロビの蜂(2005・イギリス)
2009 / 01 / 09 ( Fri )
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洋題『The Constant Gardener』というタイトルを何故『ナイロビの蜂』にしたんだろう?
きっとタイトルで舞台背景を示唆し、よりミステリアスにするためなのだろうか? タイトルによって映画の着目点が変わってくるので止めてほしい。

洋題は「忠実な庭師」と言う意味である。
主人公のジャスティンは‘庭いじり'が大好きな人だ。だから自然とGardener=ジャスティンという構図になって行く。でも何故constantなのだろう? 

主人公ジャスティンは英国外務省一等書記官。妻テサはジャスティンとナイロビで暮らしながら救援活動を行っていた。誠実で熱血といえる彼女の仕事っぷりに周りは時に慌てるが、ジャスティンは干渉をしなかった。彼女のそういう情熱的な一面を愛したし、なによりも彼女が干渉を求めなかったからだ。だが慈善活動中、彼女が何者かに殺された。それを機に何故彼女が殺されたのか彼女の足跡をたどって行く。

彼女がした残したものを通じて分かってくる信念。真実を肌で感じる事でやっと理解した彼女の想い。知り、気づく事によって痛感し、そしてはっきりと見えてくる変わらぬジャスティンのテサに対する愛。それはまさにconstant、揺るぎないモノではないだろうか?

映画は沢山の意味を込めていた。沢山の矛盾、非力、葛藤を観客へ分からせてくれたがやはり一番の重点ではない。舞台である『ナイロビ』も秘密を持つ会社『蜂』も主題ではない。ラストシーン、彼女が死んだ湖に座って隣にいるはずもないテサに向けて話しかけた。その言葉がこの映画のすべてではないかとおもう。

フェルナンド・メイレレス監督の『シティ・オブ・ゴッド』は実はまだ見てない。見たいものリストに書いて6年ぐらい経っているのにまだ見てない。それでも何回がカットシーンを見て彼のスタイルがなんとなく分かっていたが、実際映画を通じてみるととてもよかった。写真のようなカットや、音楽を上手く利用したシーン。ドキュメンタリーのようなカメラワークもとてもよかった。ストーリーも映像も素晴らしかった。

それにしても、この映画を見ていると人間の非力さを再確認される。
この映画のブルーレイDVDを買いたいぐらい良かった。


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